私は、広島市東区光町にて税理士事務所をしております森川と申します。
税理士として独立開業して約5年になります。
広島市内の中規模クラスの会計事務所で補助税理士として約10年間サラリーマンとして働き、平成23年8月に開業いたしました。
たくさんの夢や希望を抱いてスタートしたわけですが、現実はそんなに甘くありません。
まったくの顧客０からのスタートでしたので、苦労の連続。
「自分で仕事を取ってきて、報酬をもらう」ということが、どれほど大変なことか自分で経験するまで全く理解していませんでした。
お客さん０からのスタートでしたので、最初の半年は当たり前ですが収入も０円。
仕事はないですが、開業のための資金は必要なわけで、お金は出ていくばかり・・・・。
貯金が多少ありましたので、それを取り崩して食いつなぐ日々。
正直、不安で眠れない夜もありました。
通帳の残高が減っていくのが恐ろしくて・・・・・・。
私も皆さんと同じ税理士業を営んでいる自営業者です。
先に書きましたが、私自身が平成23年に独立開業いたしました。文字通り、お客様０からのスタート。
なので、創業期の大変さや苦しさ、骨身に染みてよく分かっています。
何が大変って、ズバリお金がないっていうこと。
皆さんも会社を設立したら、法人税や消費税の計算が必要になることは理解されていると思います。
しかし、資金的に余裕がないため税理士に依頼する踏ん切りがつかず、また「税理士＝厳しい」というイメージのせいで決断できずにいるという方も多いのではないでしょうか？
頼んだほうがいいのは分かっているけど、毎月２・３万払い続けるのはチョット・・・・・その気持ちよく分かります。
自分がそうでしたから。
当時、私はこう思っていました。
「お金をケチるだけじゃ事業が軌道に乗らない」「できるだけ自分が納得して、この少ないお金を有効に使いたい」と、少ない資金を有効に使うため、できるだけ自分が納得してお金を使うようにしました。
ホームページの作成・会計ソフトの購入・プリンターの購入・・・・・・、とにかく値段やサービス内容を徹底的に調べた上で大事な資金を投下していきました。
特にホームページについては、仕組みを一から勉強して、できることは自分でやって自分でできないことはプロに任せるという方針を貫きました。
そのおかげで、ホームページについてはかなり詳しくなりました。（ホームページ経由の仕事の依頼も受けるようにもなりました）
この経験から「できることは自分でやって、できないことだけ専門家に依頼する」ということの大切さを学びました。
このとき、なんの知識もなくホームページ作成を依頼していたら、今でも管理料として月額2万円くらい払っていたことでしょう。
月額2万円を納得して支払うのであれば、問題ありません。
問題なのは、「知識がないために依頼内容を理解しないまま料金を払い続ける」ということだと思うのです。
普通の税理士事務所では、「顧問契約」というサービスがついて回ります。
しかし、この「顧問契約」というサービスは、すべての人に本当に必要なのでしょうか？
顧問契約というのは、パッケージ商品のようなもので、「あれもこれも全部詰め込め込んでいくら」といった類のものですが、「あれもこれも必要ない人」も顧問契約を結び、毎月報酬を払わざるを得ず、他に選択肢がないというのが現状です。
では、税理士事務所へ払う報酬とはどのようなものなのか理解していますか？
この顧問報酬とは、毎月の記帳代行と税務相談の料金と理解していただければ良いと思います。
税理士事務所のホームページで、月額顧問料3万円～ という料金表をよく目にします。
ですが、これではどういった内容の業務での料金なのか全く分かりません。
仮に、月額顧問料を3万円で計算すると年額36万円、プラス確定申告で15万円。
つまり、税理士事務所と顧問契約を結ぶと年間で合計50万円のお金を支払うことになります。
「顧問契約結ぶほどでもないし、記帳もある程度自分でできるのになぁ・・・・・・」という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか？
規模が大きい、取引数も多い、さらに複雑な取引が何個もあるような会社であるならば、顧問契約を結び、それなりの料金を払って業務をお願いするのがいいと私も思います。
ですが、その考え方を小さな会社や個人事業主にも当てはめようとするのは無理があるような気がします。
小規模事業者にも最適な税理士事務所との付き合い方というものがあるはずです。
森川大史税理士事務所では、小規模事業者様の税理士事務所との付き合い方の選択肢を増やすため、決算・確定申告だけの依頼も喜んでお引き受けさせていただいております。