会計記帳とは、帳簿に日々の取引を記録していく作業のことです。 預金通帳や請求書、領収書などの書類から、会社の収入金額、支出金額に関する日々の取引を会計帳簿(仕訳帳、総勘定元帳、補助簿等)に記録していきます。
この記録のことを「仕訳」と言い、表のように借方(左側)と貸方(右側)が相対するように仕訳します。
仕入高・売上高・普通預金などのことを勘定科目といいます。
借方 | 貸方 | ||
仕入高 | 40,000円 |
現金 | 40,000円 |
現金 | 50,000円 | 売上高 | 50,000円 |
日々や毎月の取引についての記帳が終わると、残高試算表を作成します。
残高試算表は、各勘定科目の残高を一覧にした表で、資産や負債、純資産が記載された「貸借対照表」と収益や費用が記載された「損益計算書」から構成されます。
資産・負債・資本を一覧表にして、会社はどんな財産(資産)を持っていて、その財産の元になるお金(負債・純資産)はどうやって集めてきたかがわかるようになっています。
左側(借方)に会社の財産である資産、右側(貸方)に返さないといけないお金である負債があり、下の式のように必ず左右でバランスが取られた状態になっています。
資産=資本+負債
資産…現金預金、売掛金、固定資産
負債…買掛金、借入金など
資本…資本金、繰越利益など。
今期(一定期間)、会社はどれだけお金を稼いで(収益)、どれだけお金を使って(費用)、いくら残っているのか(利益)がわかるようになっています。
左側(借方)に費用と損益、右側(貸方)に収益があり、下の式のように必ず左右でバランスが取られた状態になっています。
費用+損益=収益
収益…売上など
費用…仕入、給与、交際費などの支出
損益…収益-費用